通信制高等学校の教育とは

おうちでマイペースに「自宅学習」

全日制と通信制高等学校が大きく異なる点は自宅学習ができることです。生徒のペースで自由に学習プログラムを決めることで、責任感を持つことや勉強への意欲を高めています。以前の高等学校では校風に馴染めなかった、ハードな勉強についていくのが大変だった、仕事の両立が出来ない人など様々な状況で悩んでいる人が多いものです。

通信制高等学校ではそんな悩みをすっきりと解決してくれます。

自宅学習でのレポート提出やスクーリング参加で高等学校卒業ができます。また自宅ではあまり友人とのふれあいがなくても、スクーリングや学校行事などを通して交流を深めることができます。自分の好きな時間に勉強することができ、普段の学習に疑問があれば先生とのコンタクトもネットを通してスムーズにできます。

学校に通う「スクーリング」

自宅学習をしている生徒は、自分では解くことができない問題に立ち向かうこともあるでしょう。そんな時のサポートになるのがスクーリングです。学校によってスクーリングは回数や方法が異なり、そこに自分が選択した通学日数に応じて利用できます。

普段自分が疑問に感じていることをまとめて書き留め、スクーリング時に先生にじっくり説明を受け解消しましょう。

また各学校本校で行われる合宿タイプのスクーリングの場合、一般的に年に1週間程度で行われます。一般的に年に一度行われますが、学校によって数回実施されることもあります。全国から同じキャンパスの生徒が集合する活気のあるイベントですので、友人との交流を深めることができるほか様々な体験を通して視野を広げることができます。

勉強の成果は「レポート」と「テスト」で出す

学校の授業に出席しない代わりに、レポート提出とテストで一部の単位が取得できます。これらの課題は生徒にとって大切なことで、自宅学習であるこそ責任を持って取り組んでいかなければなりません。

レポート提出をすることで、自宅学習している生徒の学力を判断します。レポートの回数は基本的に月に5～8本程度で、講師が学習段階に沿った問題集を宿題として生徒に渡します。

テストは学習がしっかり身についたか確認するために行われます。テストにより一定の基準を通ることで単位取得が可能です。テストは年に数回行われ、筆記のほかに実技やレポート提出など様々な方法で実施されます。テストの内容はレポート課題のものがほとんどですので、普段のレポート提出で添削指導を受けていれば安心してパスすることができるでしょう。

学び方を自分で選択できるのが特徴

好奇心が旺盛で柔軟性のある思春期こそ、自分の好きなことを追求したり見つけたりするのに適している時期です。通信制高等学校では多彩な学習コースを設置していることから、生徒の才能を見出すチャンスを与えてくれます。また学業だけにとどまらず、クリエイティブな面を発揮することで将来の仕事へつなげる刺激になることを期待しています。

今までは自分の趣味にすぎなかったことを、専門分野として本格的に学ぶことができます。在学中に実践力を身につけることで卒業後すぐにスキルを発揮することができます。

またマイペースで通学日数を選びながら、好きなことや試してみたいと思う専門分野で同時に学習できることも可能です。知らなかった世界を発見することで新たな意欲を高めることができるでしょう。

そして仕事との両立ができる自宅学習は、仕事と勉強を効率よく行うことで無理なく高等学校卒業ができることで人気を集めています。