通信制高等学校の選び方

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学費で選ぶ

将来何をしてよいか自分でもわからない、どんな学習法も特にピンとこない状態でどこの通信制高等学校を選んでよいかわからない時があります。また学校に入学するにはそれなりの学費がかかりますので、家庭の経済状況も検討する必要があります。

通信制高等学校には公立と私立があり、全日制の高等学校のように私立は公立に比べて割高となります。入学金や年間授業料の合計で比べますと、公立は約3万円に対し私立は23万円とその差は約20万円となります。学費だけを見ますと公立は学費の負担がかからないのですが、その分、学習サポートもあまりなく、自主的に勉強をしないと高等学校卒業が困難になることがあります。

一方私立では学費がかかりますが、ネット上やスクーリングなどでの学習サポートがしっかりと行われるので高等学校卒業の確率も高くなっていることが現状です。

登校頻度で選ぶ

多くの通信制高等学校では生徒の自由な曜日にスクーリングができるシステムを実施しています。一般的には週1日~5日で、必須科目に専門分野を加えて学習することも可能です。

プライベートで仕事をしているけど、全日制の高等学校ではハードすぎてやりこなすことができない場合など、好きな通学日数を選んで通学することで、勉強と仕事などの両立を効率よく行うことができます。しかし自宅学習では自主的に時間割を組んで、自分が先生の役割を兼ねて勉強する姿勢が望まれます。レポートやスクーリングでその学習結果を示すことで高等学校卒業ができるのです。

またスクーリングは学校の本校で年間に1度約1週間実施される学校が多く、全国各地から生徒が集まって様々な体験やイベントを行いながらたくさんの友人との交流を深めることができます。

学習内容で選ぶ

通常の勉強は難しくてついていくのが大変という人や好きな専門分野の学習を深めたい人など様々な目的をもって通信制高等学校に入学します。

中学から登校拒否をした、高等学校中退をしたなど高等学校卒業を諦めている人は少なくありません。通信制高等学校にはそんな生徒の小さな意欲を新たに引き出す多彩なコースを用意しています。大学進学や専門的な分野の知識を深めたいなど個人の夢が叶える適切な指導を行いますので、安心した学習ができます。

大学や短大に合格してさらなる学力を深めたい、好きな業界で自分のスキルを発揮したいなど様々な夢を描きながら、新しい未来へ向けて学業に励むことができるでしょう。またそれぞれのコースを担当する講師は経験豊富なプロが授業を行いますので、的確な指導を受けながら効率良い勉強をすることができるでしょう。

サポート体制で選ぶ

自宅学習であってもレポート提出やスクーリングなどで丁寧な指導を講師から受けることができます。質問があればスクーリングやメールなどで気軽にやりとりできるので自宅学習でも安心です。また自主的に勉強を続けることが基本ですが、しっかりと課題にされた内容についていけば、高等学校卒業の夢も叶うことができるでしょう。

また進路へのアドバイスも入学時からサポートしてくれますので、生徒の学力や目標を踏まえながら最後まで一生懸命指導してくれます。通信制高等学校に通う生徒は様々な理由で入学しており、多くはメンタル的な問題を抱えています。そんなデリケートな思春期の生徒たちが最後まで夢をあきらめないように、専門のカウンセラーが学習意欲を持たせるのはもちろん、高等学校卒業、その進路へ前向きに考えることができるように応援してくれます。

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